技術職(機械)
技術職(機械)の仕事を紹介します。
主な配属先
環境部東部クリーンセンター
東部クリーンセンターの業務内容と技術職員の果たす役割
- 環境のライフラインの安定稼働、廃棄物の適正処理
ごみ焼却施設、粗大ごみ処理施設及び最終処分場の維持管理を行っています。 これら環境のライフラインであるごみ処理施設は、多種多様な設備の集合体であり、これらを安全かつ効率的に機能を維持するため、当施設では職種の異なる機械職と電気職の職員が互いの知識・情報を共有しながら、一丸となって市民の衛生的で快適な暮らしを支えています。
東部クリーンセンターにおける仕事のやりがい
設備の集合体であるごみ処理施設を、適切に維持管理していくのは「人」です。 当施設の機械職の主な役割として、ごみ焼却における発電設備のボイラー・タービン主任技術者が挙げられます。運転管理業者が実施する点検、検査に立会い、管理値に適合しているか、劣化の兆候はないか等に神経を研ぎ澄まし、安定稼働に努めています。劣化の兆候等があれば改修計画に反映し、不具合の種を払拭できた際には、達成感そして安堵感を感じずにはいられません。
東部クリーンセンターが目指す姿
約40万人が暮らす本市からは、年間12万トンを超える大量の一般廃棄物が排出され、その内10万トン以上を当施設で処理しています。
廃棄物を安定的に処理するだけでなく、ごみを燃やした時に発生する熱から電気を再生し当施設内や一部の市有施設へ還元、さらに余剰分は電気事業者に売却する等付加価値を生み出しています。また、粗大ごみからは鉄やアルミ等の資源を回収する役割も担っています。 専門性の高い施設の機能維持に努め、循環型社会の形成に寄与していきます。
上下水道事業部下水道施設課
下水道施設課の業務内容と技術職員の果たす役割
主に、下水処理場やポンプ場の老朽化した施設・設備の改築工事を行っています。その中で、技術職員(機械)は現場調査、工事の設計・積算・管理監督業務を担っています。 また、老朽化した下水処理施設を効率的に改築するための計画策定や、今後の下水汚泥有効利用方針の検討をしています。
下水道施設課における仕事のやりがい
自分が図面を描いた工事が完成したときにやりがいを感じます。CADで描いた平面図が、工事を通してどんどん立体的に出来上がっていくのを見るのは、それだけでとても楽しいです。
また下水道施設課では、事業費が数億円、数十億円にのぼるような大きなプロジェクトにも関われるので、苦労ももちろんありますが、技術職員として成長を感じることができます。
下水道施設課が目指す姿
岐阜市の下水道事業は、昭和9年に全国で5番目に着手した歴史ある事業です。全国で初めて「分流式下水道」を採用したり、戦時中は下水汚泥からメタンガスを取り出して自動車の燃料にしたりするなど、先進的な挑戦をしてきました。その精神は受け継がれ、平成22年より貴重な資源である「りん」を下水汚泥から回収する事業を行っており、副産りん酸肥料「岐阜の大地」として販売することで資源の有効利用を行っています。
下水道施設課では、将来にわたって安心・安全・快適な市民生活を支えていくため、挑戦の精神をもって老朽化した施設の改築、更新、災害への備えや温室効果ガスの削減、資源の有効利用に取り組んでいきます。
上下水道事業部上下水道事業政策課
上下水道事業政策課の業務内容と技術職員の果たす役割
- 上下水道施設の機能維持・向上に関する事業:上下水道施設の適切な維持管理、老朽化対策や耐震化など災害に強い施設の構築等、持続可能な上下水道の実現に向けて各種計画を策定しています。
- 上記のほか、上下水道に関する広報や経営計画の立案、財務・会計・契約事務や財産管理など幅広い業務を行っており、その中で技術職(機械)は、技術職としての知見から各種業務に携わっています。
上下水道事業政策課における仕事のやりがい
上下水道事業政策課の中で技術職は、上下水道施設の計画策定に関する仕事が多いため、部内及び部外の関連部署と協議を重ねて進めることが多く、様々な課題に対して最適な方策を導き出すことに苦労することがありますが、市民生活に欠かすことができないライフラインの適切な運用に資する計画を策定する重要な役割を担うことに責任とやりがいを感じることができます。その中で、技術職(機械)は、水道施設及び下水道施設の運用などの検討において、工学に関する知識を生かすことができます。
上下水道事業政策課が目指す姿
水道・下水道事業は、安定して良質な水道水を供給するとともに、衛生的で快適な生活環境を実現するという重要な役割を担っています。
しかしながら、近年の水道・下水道事業を取り巻く環境は厳しく、上下水道施設の多くが更新時期を迎えつつある中で、人口減少等により収入が減少していく見込みです。 こうした環境の中でも事業を継続するため、適切な事業計画の策定や財政状況の管理などによって岐阜市の上下水道事業を支えていきます。
科学館
科学館の業務内容と技術職員の果たす役割
- 各種講座、イベント事業:科学の教育普及を目的とした講座やイベントの開催のほか、サイエンスショーやプラネタリウムの投映、講演会等の運営を行っています。
- 施設管理事業:科学館を利用される市民が有意義な時間を過ごせるよう、建物設備や展示物の維持に必要な修繕、工事等の業務を担っています。
科学館における仕事のやりがい
- 展示物や各種講座の更新、日々のサイエンスショーやプラネタリウム投映について、どのような内容とするか、創意工夫し組み立てることができます。また維持管理業務も含めてそうした事業の成果を、市民(子どもなど)が目を輝かせて楽しむ姿として直に感じることができる職場です。
科学館が目指す姿
科学館では、市民の科学に対する興味や関心を高め、科学教育普及を図ることを目的に、各種講座やイベント、サイエンスショーの充実やプラネタリウムの整備、館内の展示の改善や更新を進めていきます。 また、岐阜市が推進する「こどもファースト」の充実を図るため、科学館がこどもたちの学校や家庭以外の居場所である「サードプレイス」となるよう、地域に根差した居心地の良い環境づくりを目指していきます。
女性職員も活躍しています!
技術職(機械)の受験を考えている方へのメッセージ
(入庁15年目女性職員より)
岐阜市役所で初の機械職として入庁し不安でしたが、最初は男性ばかりの現場に配属でとても優しくしてもらえ、また機械職以外の女性技術職員との交流もあり、すぐに馴染むことができました。現場では女性への配慮もあり安心です。現在は窓口業務ですが、「助かった。」「わかりやすかった。」と感謝されるとやりがいを感じます。
現在、3人の子どもがいますが、1時間の時短勤務制度を利用して、子育てに奮闘しています。慌ただしい毎日ですが、周りの職員の理解と協力のおかげで、仕事と家庭の両立ができていると思います。働くママもパパも多い岐阜市役所は、男性職員の育児休業取得者も増えており、子育てしながら働きやすい職場だと思います。